2019-04-08

オリーブ農家をはじめる方法その1 農地の確保

” オリーブ農園始め方”というキーワード検索で当HPに来る方がいらっしゃるようなので、まとめてみたいと思います。 あくまで私の経験であり、正確性については保証できませんので、ご了承ください。

まず、農家と名乗るためには資格は不要です。画家や作家と同じく、名乗っていまえば農家です。ただし、実質的にはそれで生活が成り立つかどうか、は重要だと思います。その点では私もオリーブの収入で生活できていないので「自称農家」ということになります。

さて、自称であろうとなかろうと、オリーブ農家になる方法ですが、まずは農地が必要であり、最大の関門でもあります。農家が減り、耕作放棄地が増えている、というニュースを見ると、簡単に借りられると考えますが、実はそうでもありません。そして、新規就農者にとって困ったことに、その方法やルールが各地でバラバラで、明確でないのです。「農家ではないものは農地を借りられない」「農家になるためには農地が必要である」というルールを聞いたときには、気絶するかと思いました。

各都道府県や市町村に新規就農の窓口がありますが、「農業大学校で1年研修して、地元の人と仲良くなると、そのうち借りられる」みたいな話が多いです。とくに農業大学校のネットワークは強いみたいで、そのツテで借りられた話を何件か聞いたことがあります。王道パターンです。

しかし、私みたいに、研修をしたくない(そもそもオリーブの学校ははない)場合は、いきなり地元に入るしかありません。私の場合には、幸いにも地主さんを紹介していただけて、10年間の利用権設定という契約を交わすことができました。これは、非常に幸運な事例だと思います。なぜか「農家でないものは農地をかりられない」ルールも発動しませんでした。

ここ、南アルプス市の場合だと、農業委員会に貸出希望がでている農地地図があり、借りることができるようです。やはり土地によってルールが違うようで、実際に市役所の農業振興課など窓口で聞いてみないと分からないのです。

貸す側からすると、変な人に貸して、放置されたり産廃置場になったりするリスクもあり、そうでなくても「先祖伝来の土地」という意識もあり、気軽に貸すこともできない事情もあります。行政からしても、歓迎したいのは住民税を増やしてくれる人口であり、生産性のない新規就農者だけ増えても困る、という側面もあります。

農地は簡単に借りられるものではない、という前提で活動を始めることが必要です。


関連記事