2019-02-25
冬のオリーブ19年2月
冬のオリーブはとても残念な感じです。
前回ブログから一月経過したので、追跡調査を実施しました。だいぶ枯れが進んでいるのは見えていたので、気が重い作業でした。
今回は、葉が50%以上枯れているものと、完全に枯れたものに分けて調査。
品種 | 50%枯率 | 完全枯率 | 合計(%) |
ルッカ | 10.8 | 59.9 | 70.7 |
ミッション | 13.3 | 19.0 | 32.3 |
マンザニロ | 9.6 | 54.2 | 63.8 |
アスコラーナ | 32.6 | 56.5 | 89.1 |
エンペルトレ | 10.0 | 90.0 | 100.0 |
全体 | 12.8 | 47.4 | 60.2 |
50%枯れ状態の木も、いずれ完全に枯れる可能性が高いことを考えると、全体の60%が被害をうける壊滅状態。前回は少なかったミッションも拡大していました。本数でいうと全体580本のうち、230本だけが元気な状態。
原因としては、前回ブログ の3.雨量については潅水と降水20mm程度があったが、すでに時遅しか、回復した木は見られない。幹割れが出たことから、12月暖冬からの冷え込みによる寒枯れで、それを水不足、成長度、強風が促進したのではないかと考えている。
ただ、枯れた木の隣で、元気な緑の木があったり、面積最小の3号圃場では10%の枯れにとどまるなど、一律の理屈では収まりそうもない。
ここまで、正確には昨年12月までは、何かと順調に来ていたので、はじめての挫折です。これが農家の厳しさか、とかなり凹みますが、起きてしまったものは、しょうがない。枯れた木は枝を落として、春に芽が出て再生することを期待。今年は新規の畑はやめて、既存の畑8反の立て直しをします。
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