2023-08-24
赤ワイン小公子2023 収穫と分析
昨年より1週間早い8/18、赤ワイン用ブドウ小公子の収穫をしました。今年も農薬、肥料不使用の自然栽培です。
今年から細かく糖度を計り始めましたが、平均26度目標のところ、8/13の段階で28度を超す粒があり、昨年より収穫を早めたほうが良いと判断しました。仕上がりが早い原因としては、気温が高いためでしょうか。今年は昨年しなかった除葉、果房に陽の光があたるように葉を除くことをしたので、本来ならば糖度は下がるはずなのですが、むしろ上がりました。
昨年の初収穫で選果に苦労した反省を活かし、今年は事前に樹上選果を2回しました。樹についた状態の房から、未熟果、腐敗果物を摘果ばさみで除去していきます。その甲斐があって、本番収穫では昨年2人で8時間かかったところが3.5時間で完了しました。ワイン用の収量は昨年82kgのところ84kgとあまり変わらず残念ですが、なかなか良い状態に見えます。
早速、ワイナリーに持ち込みました。翌日、果汁を分析した結果です。
小公子2023 果汁分析
2022 |
2023 | 単位 | |
糖度(Brix) |
23.7 | 26.0 | 度 |
総酸 |
7.53 | 6.03 | g/L |
pH |
3.50 | 3.54 | |
YAN |
211.05 | 204.01 | mg/L |
糖度は目標の26度!その分、総酸が減少したようです。その他は昨年並。とすると今年はアルコール度数が上がって、酸味が少ないワインになるのでしょうか。今から楽しみです。
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