2022-12-06
酒類販売免許とりました
うちのワインの瓶詰めが終わり、引き取りました。そのちょっと前、販売のために酒類販売免許、いわゆる酒販免許が取れました。
ちなみにワインは原材料が自家栽培で、醸造は免許がないのでワイナリー「ドメーヌヒデ」さんに委託しました。
お酒は作るにも販売するにも税務署の免許が必要です。販売は一昔は規制が厳しく一般人が取得することは難しい状況でしたが、段階的に規制緩和され、2006年以降は所定の手続きを行えば誰でも取得することができるようになりました。とはいえ昔の名残か種別が細かく分かれており、今回、小売、通販、卸売の3つを取得しましたので、個人のお客さんだけでなく、小売店、酒屋さんへの販売も可能です。
酒販の取り方はネット上に色々記事がありますので、省略しますが、あまり他所で書いてないことを書いてみます。保健所と同じく、各地の税務署、担当者で異なる場合もあるのであくまでご参考として御覧ください。
- 税務署へ訪問不要
e-Taxの電子申請と電話のやり取りだけで完結しました。しかし電子申請と言っても大量のワードテンプレにに入してPDF化して添付、という手続きなので、電子申請とは?というものでした。まぁ郵送の代替でしかないですが、訪問不要なのはありがたい。 - 登記簿
販売所の土地、建物の登記簿が必要なのですが、賃借している販売所(搾油所)の建物は登記がなく、固定資産評価証明書を市役所で発行してもらい代用しました。(登記はしてなくても固定資産税を払っている場合) - 地方税の滞納
「現時点で地方税の滞納がないこと、かつ過去2年間なかったこと」の証明書が、都道府県、市町村の2通必要ですが、自治体によっては「そのものずばり」の証明書がない場合があります。南アルプス市の場合にはなく、市役所に問い合わせて特注品みたいに作成してもらいました。 - 酒類販売管理研修
私のように酒類販売の経験がない場合、酒類販売管理研修が必須です。東京でも頻繁に行ってますが、地方では毎月やってない所もあるので事前に確認が必要です。申込み方法は「日本フランチャイズチェーン協会」がネットで簡単にできておすすめです。ちなみに書類審査が完了して、研修受講が待ちの状態になりましたので、早めに取ったほうがいいですね。
総括すると、手間はかかるけど難易度は高くないと言う感じで、有機JASに似ているのかもしれません。
ちょっとマニアックな話になってしまいましたが、これで赤ワイン「南アルプス 小公子2022(仮)」が販売できるようになりました。現在ラベル作成中です。今しばらくお待ち下さい。
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