オリーブ株元の草取り
この1週間ほどはずっとオリーブの株元の草取りをしていました。
小豆島のオリーブ栽培は清耕栽培が中心で、圃場全面をきれいに草刈りをします。小豆島の真砂土が白くむき出しになって美しいのですが、私は草生栽培といって雑草と共生する方法にしようと思っています。これは小豆島の先生、山田オリーブ園さんと同じです。で先生がやっているのは株元はきれいに草を刈って置くことです。これは天敵のオリーブアナアキゾウムシの居場所をなくし、見つけやすくするためです。うちの畑にはまだオリーブアナアキゾウムシは来てませんが、将来にそなえて株元は今からきれいにしておきたい。
と思いつつも、秋の台風・長雨、その後の小豆島研修でなかなか進まず。植え付け後からこまめにやっていれば楽だったのでしょうが、今や雑草の根もしぶとくなり、一株20-30分かかります。エンジンの刈払機はありますが、株元は根っこから取りたいので、手と、草取り鎌による手作業。えんえんとむしる。私は単純作業が嫌いです。15分も同じことをしていると飽きるというか、嫌になるのですが、オリーブは収穫もそうでしたが、草取りも飽きません。季節もよく日中はポカポカとして、鳥の声を聞いたり、紅葉がすすむ山の景色を時折見ながらやっていると、なぜか単純作業が楽しくなってきます。来年の植付け計画や、今後の仕事のことを考えたり、なぜか昔見ていたアニメを思い出したり、何も考えなかったり。
そして、いい農具も手に入ると楽しい。小豆島オリーブ公園のハーブガーデンで見つけたのですが、草取り鎌。
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これがすごく良いのです。先がするどく、雑草の根っこを掘るのに適していて、弱い根はギザギザで根こそぎこそぐ。根本が凹んでいて疲れにくいと、作業効率があがりました。道具大事だなぁ。
楽しいとはいってもあまり生産的でもない作業、いいかげん終わらせないと。ということで先程完了。お疲れ様でした!自分。
縦に伸びている緑の筋はヘアリーベッチのライン。順調に発芽しました。成長は来年の春らしい。