2022-03-22

2021/2022年 冬のオリーブまとめ 水が大事

3月も半ばを過ぎ、スモモの花が咲き始め、オリーブに巻いていた防寒藁を外し始めました。今年のオリーブは元気です。

昨年、2021年3月9日

今年、2022年3月24日

2週間ほどズレはあるとはいえ、違いは明白。何が違ったのでしょうか。

栽培を始めてから過去5年間の冬(12月~2月)の気温と降水量(甲府気象台)です。

2018~19年、2020~21年の冬に、大量の枯死や落葉の大きなダメージがありましたが、平均気温で見ると特に低いわけではなく、雨が少ないようです。

11月から1月に期間を変えて降水量を見てみます。

降水量の少なさが明確になりました。ダメージのあった年は他の年の半分以下。1月から1月の3ヶ月にかけて100mm程度の降水量が必要なのかもしれません。オリーブの本来の生息地域である地中海では、冬に雨が降り、夏に乾燥するようです。冬のオリーブには水が必要なのでしょう。

気象庁のHPによると「1平方メートルに100ミリの雨が降った場合、水の量は100リットル(重さにして約100kg)になります。」とのことなので、オリーブ幼木1本の根域が1平方mなら100リットル、成木を仮に2m✕2m=4平方mとして400リットルの潅水が必要。50mmの自然降水があるなら、不足分はその半分で50リットルと200リットルになります。これは結構辛い。。。私が所有するローリータンクの容量は200リットル。成木1本で空になります。

とはいえ、やるしかないかもしれません。11月の降水量が平年の半分くらいとなったら、12月から潅水を始めることにします。


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