2021-05-27

オリーブオイル搾油所をつくろう4 搾油機

オリーブオイルを搾る肝心かなめの搾油機はイタリアから輸入することが多いです。国産機開発中のニュースを何度も見ましたが、残念ながら実現しているものはありません(2021/5/25現在) 機能としては粉砕、撹拌、遠心分離と単純な機能なので、作れないことはないと思いますが、国内では産業として小さすぎて採算がとれないのでしょう。また当HPでも紹介しましたが、手作業での搾油では実験レベルしか搾れません。

【入手法】
国内での輸入代理店は実質2社、三亜トレーディング社ジャパンオリーブビューロ社になります。取扱機種はどちらも同じようです。

【機種】
機種選択について情報がなさすぎたので、詳しい方にコンサルを依頼した結果、OLIOMIO 80 PLUSという機種にしました。松竹梅でいうと竹クラスで、1時間あたり80kgのオリーブの実を処理できるものです。オプションの残渣排出ポンプがおすすめということで追加して、値段350万円(税込)くらい。ホッパーという実の洗浄兼投入機や、ろ過器といった周辺機器もあるのですが、今回は見送りました。

【電気】
普段あまり気にしませんが、日本の電気には周波数があって、利用する地域によって50Hzと60Hzを選ぶ必要があります。また3相200Vという家庭用とは異なる「動力」、という電気を引き込む必要があるので、電気工事が必要になったりします。

【納期】
海上輸送でイタリアから輸入するので、発注してすぐ届くというわけではありません。三亜トレーディングの場合、年間一発受注で、4月末までに発注、8月末に納品が基本のようです。

なかなかに気難しい機械ということを、先輩オリーブ農家の皆さんから聞いていて、到着前からちょっと心配です。。。

 


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