2021-05-27

オリーブオイル搾油所をつくろう3 場所と建物

お金が確保できたなら、搾油所の場所と建物を決めます。といっても融資を受けるなら、融資申請の前に、場所を決めて工事などの見積をとっておく必要はありますが。

自前の土地や作業場をお持ちの方は必要ありませんが、私達のように移住新規就農者の場合は購入するか、借りることになります。できれば搾油所に向いた建物を借りられると最も費用がかかりません。ではどういった建物が向いているか。後述する「保健所の製造許可」とも絡みますが、最低限必要なことを記載すると、

  • 頑丈な建物であること
  • 床、壁に耐水性があること(改修できること)
  • 電気、ガス、水道、下水(浄化槽)などのインフラを整備できること

つまり畑のど真ん中の掘立小屋では無理ですし、一般的な住宅でも難しい。(もちろんお金を潤沢に使えばできますけど) 比較的コストがかからないのは、店舗などのテナント物件になります。飲食店であれば、改修がいらない可能性がありますが、賃料はそれなりにかかります。オリーブオイルの搾油の場合、10、11月の2ヶ月しか稼働しないので、年間通しての賃料は重く感じます。

農家の敷地には、多くの場合車庫や作業小屋があります。住宅に隣接しているのでインフラは確保しやすいですし、構造も単純なので改修も容易かと思います。

私達は、畑を借りている地主さんから車庫兼作業所をお借りすることができました。鉄骨木造78平米で、コンクリート床の車庫と、フローリングの作業所に区画されています。コンクリート床なら塗装で簡単に防水加工できますし、400kg近い搾油機を設置しても安心です。


画像は農作業所のイメージです。


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