2019-10-25

オリーブオイルの搾油 家庭編

家庭でできるオリーブオイルの搾り方をご紹介します。ただし、苦労の割に量はとれません。オリーブの重量に対し、オイルは5%以下。正直買った方が早いので、科学の実験的にお楽しみ下さい。

  1. オリーブの実 まずはオリーブを用意します。できるだけ黒く熟したものの方がオイルがでます。オリーブが1kgあれば50gのオイルが目安になりますが、条件によって差が出ます。
  2. 破砕 フードプロセッサーで破砕します。できればおろし金モードの低速回転でペーストにします。皮が残る程度にしておくと良いですが、これはちょっと砕きすぎました。種はそのまま残します。
  3. 撹拌 オリーブペーストを撹拌します。この工程がポイントで分速30回転程度でゆっくりと40分間、撹拌し油同士をくっつけて抽出しやすくします。フードプロセッサーだと早すぎて油がでてこないと思います。なかなか低速の撹拌機が見つからなかったのですが、PRO-MX7 というミキサーメーカーに問い合わせしたところら、最低44回転/分だと、すぐに回答いただいたいので購入。ちなみに機械がない場合、種を除いたあとでジップロックに入れて、40分間、手で揉むという方法もありますが、握力に自信がある方以外はやめたほうが良いでしょう。

    40分撹拌後が、こちら。光って見えるのが油分です。
  4. 搾汁 撹拌したオリーブペーストから果汁を搾ります。ふきんなどに包んで手の力で絞ってもいいですが、できれば圧力をかけて搾り切りましょう。不織布などでペーストが入らないようにします。
  5. 分離 オリーブ果汁はすぐに分離が始まります。普通のカップにいれて上澄みをスポイトでとってもいいのですが、結構大変。しかし石野製作所さんのHPでいいものを教えていただきました。分液ロートという研究用品をつかうと沈殿した水分を捨てやすいです。

    うっすらと上部のオイルが分離しています。見ての通り90%は捨てることになります。下のコックを開き、上の栓から空気をいれると下部の液体が捨てられます。
  6. ろ過前 油分だけになりました。これがろ過前のオリーブオイル。今回は2時間待ちましたが、8時間くらいおいた方いいかもしれません。700gの実から20gのオイルが取れました。
  7. ろ過後 最後にコーヒーフィルターでろ過して完成です。ろ過前でも飲めますが、自家製では雑味が多く、保存期間も短くなるので、ろ過をおすすめします。
    南アルプスのオリーブオイル、初絞りのできあがり!

関連記事