2019-04-24
オリーブが枯れた場合の再生処置
冬の寒さや、病気でオリーブが枯れた場合でも、まだ再生の可能性があります。
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これくらい枯れると、いったんすべての葉が落ちます。ここからの葉が残ることは、ほぼありません。
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復活できるかどうかは根が生きているかどうか。主幹の幹肌が緑色であれば、水が通って生きています。判断できない場合は、株元に軽くキズをつけて、緑色かどうかで判断します。根が死んでいる場合は、株元を傷つけても茶色乾燥し、根元がグラグラしています。 生きている場合は、断面をみながら枝を切っていきます。
![](https://olive.organic/wp/wp-content/uploads/2019/04/DSC_0862-e1556095988456-960x960.jpg)
このように形成層が緑色の部分までは水を吸い上げていてるので、残します。
![](https://olive.organic/wp/wp-content/uploads/2019/04/DSC_0885-e1556096426823-960x960.jpg)
この木は主幹にしか緑が残っていなかったので、バッサリ枝を落としました。こうなることが多いですが、もし緑の枝があれば残しても構いません。切り口に癒合剤は塗りませんが、今のところ問題はおきていません。
さて、この状態で復活するかどうかは、やってみないと分かりません。そのまま枯れてしまう場合も多いですが、うまく行けばこのように芽が出てきます。
![](https://olive.organic/wp/wp-content/uploads/2019/04/DSC_0883-e1556096267675-960x960.jpg)
今のところ、植付け2年目以降だと50%、年生が低いと20%程度な気がします。また時期も暖かい時期であることが良さそうです。データがたまったら、追記したいと思います。
20201229追記
上の木の1年半後の姿。これは良好な例ですが、枯れる前の大きさまでほぼ回復しています。オリーブの生命力はすごい。
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