2023-02-05
オリーブの剪定 静岡県オリーブ普及協会方式
どんな果樹でも枝の剪定に時間がかかるものです。オリーブも同じくですが、私は独学でやっているため、なんとなく、でやっていました。
今回、2023年2月4日に静岡県オリーブ普及協会(SOA)主催で開催された剪定講習会に参加させていただき、シェアのご許可がありましたので一部共有させていただきます。ちなみにオイル収穫用で品質の良い実をつけるための剪定です。実食用や観賞用では異なります。また私の解釈も含んで記載しているため、間違いがある可能性もあります。ご了承下さい。
【前提】
日本でのオリーブは、海外に比べ雨が多く、栄養豊富な土壌で成長が早い。そのため栄養成長を優先して、生殖成長が遅れ、実がつきにくくなる。適切な剪定でストレスをあたえ、栄養成長を抑える必要がある。また、栄養成長を抑えることで、幹の年輪が緻密で、水分過多がなくなり凍害に強くなる。剪定で風を通すことで病害虫対策、台風にも強くなる。
【剪定方法】
- 時期は3月(静岡) 厳冬期は避ける
- 地上1mの高さまで主幹1本、そこから斜め情報に三本仕立
- 中心部は空洞
- 収穫を容易にするため、樹高は3.5mまでに抑える
- 同じく、収穫時にしゃがむ必要のある下部の枝は切る
- 高いところから、実が付きやすい垂れ下がった枝を増やすのが理想
- ツバメが通り抜けるくらい透かす
- 交差、平行、重複などの枝を切る、基本的な剪定は他の果樹と同じ
【剪定前】 2m強 5年生(成長遅い)
【剪定後】
これでも枝を残していて、ツバメが通り抜けるが微妙だと先生は仰っていました。これだけ落とすと収穫量が落ちそうな気がしますが、枝を残しても実をつけないので、落とした方が結果的に収量はあがるそうです。
私も心理的に枝を多く切れないのですが、今年は挑戦してみたいと思います。静岡県オリーブ普及協会様ありがとうございました!
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タグ: オリーブの世話
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