2017-10-19

オリーブ挿し木 緑枝挿し

オリーブを選定した時などの枝を活用して苗を増やします。

※研究中のため、予告なく内容を変更する場合があります。ご了承ください。

成功率は低いです。プロは80%ですが、私は今のところ10%~30%。50本全滅の場合もあります。

【緑枝挿し】

1.カット

葉の付いた細い枝を使います。

枝の長さ10㎝程度。葉を4本、最低でも1本残してカットします。長さよりは葉の位置を優先してカット位置を決めます。

・親木からカットしてすぐに挿し木にしない場合は、切り口を水につけておく。遅くとも翌日中には挿し木したい。

・若芽で細く、木質化してない枝は難しい。太いほうがよさそう。

・土に埋める部分を5㎝程度のこす。

・写真のように最下部に節(葉をカットした部分)があると良いらしいが、なくても発根するのであまり気にしない。

2.水つけ、発根剤

カットしたら切り口を水につけ、2時間放置。

・やらなくても、発根するので、省略も可。8時間~一晩おくと、むしろ発根率は悪化した。

・発根剤として農薬指定されているオキシベロンを使うと、発根率はあがる。使う場合は植付け直前に2倍希釈で数秒つける。

3.植付け

パーライトなど育苗用土に3~5㎝ほど深さで植え付ける。

・水やりは1日1回、表面が乾かないようにする。

・日当たりのいい場所におく、ただし真夏など日差しが強い時期は直射日光を避ける。できれば、簡易ビニールハウスなどで湿度を高く保つ。

4.発根

春夏2ヶ月、秋冬4ヶ月程度で発根する。

・根が弱いと、抜いた時に取れてしまう。忍者熊手などで土を崩してから抜く。

・葉が全て落ちたものは基本的に発根せず枯れるので、腐らないうちに除去する。

5.鉢上げ

発根したら、2号ポットに移し替える。土は園芸用培土。

・写真の用に、挿し木の葉の脇から脇芽がでるとそれを主幹として成長していく。2ヶ月以上脇芽が出ない場合もある。じっと待つ。

11月末に挿し木をし、6月に鉢上げした苗の8月時点の成長。芽が出てからは日々成長していく。

【緑枝挿し木 試行結果】

2017年8月中旬挿し木実施、10月鉢上げ 合計1,509本

品種植付数発根数発根率
シプレッシーノ15533.3%
ルッカ77910012.8%
ネバディロブランコ360195.3%
フラントイオ5024.0%
ミッション22500.0%
マンザニロ8000.0%
合計1,5091268.3%

残念ながら発根率10%を切る惨敗。ミッションの0%響いているが、やり方に大きな差はなし。

書籍「園芸大百科15 常緑特産果樹」によれば、ミッション60日後で70%、マンザニロ62%(P39)となっているので、ミッションが品種として低いわけではなさそう。ちなみに、同書によればオキシベロン等発根剤は10%程度発根率をあげる効果がある。逆に言うとそれくらいしかない。

2018/12/23 追記 2018年の実績

品種植付数発根数発根率
アスコラーノ31041.3%
シプレッシーノ90 0.0%
エンペルトレ8311.2%
フラントイオ452453.3%
ルッカ1,742945.4%
マンザニロ44214031.7%
ミッション892202.24%
ネバディロ・ブランコ40820.0%
合計35632918.2%

2017年の倍以上を仕掛けたが、ほぼ同じ発根率となり、載せるのが恥ずかしい結果に終わった。良かった点は、発根率の良いはずのマンザニロと、ミッションが低率ながら確保できたこと。今年の教訓としては8月以降の植付けで苦戦、200本植えて全滅ということを繰り返した。2019年は時期を選ぶか、ミニビニールハウスの遮光、扉の開閉など温度管理を気をつけたい。


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