オリーブオイル搾油所をつくろう8 搾油機メンテ
6月に搾油機の分解・メンテナンスをしました。昨年購入して、一回しかオイルを搾ってないので、本来まだしなくても良いのですが、今後のことを考えての挑戦です。
搾油機は、使用するごとにオリーブ残渣を洗浄します。しかし「デカンター」と呼ばれる遠心分離部分は分解に時間がかかるため、シーズン終了後に業者さんに依頼して分解・洗浄することが多いです。しかし、搾油機に精通している業者さんは、主に小豆島にしかいないため、出張で来てもらうことになります。(最近は小豆島の業者さんに指導を受けて、できるようになった業者さんもいる)
そのため毎年確実に来てもらえるか不明ですし、費用もそれなりにかかります。なので自分でやってみることにしました。といってもゼロから自分でやるのは無理です。昨年静岡で分解するところを見学させていただき、写真をとっていたので、それを参考に。
手順はマニアックすぎるので省きますが、業者さんに質問をしながら、恐る恐る、時間をかけ、苦労しつつも、なんとかんとか自分でできました。
これが難関のデカンター・シリンダーを分解したところ。このラセンシャフトにオリーブ残渣が溜まるので、洗浄します。逆ネジになっているのがポイント。たぶんこの写真のパーツ総重量20kg以上あるので、機械への脱着が大変。一人でやるのに苦労しました。(普通は二人以上でやる)
ちなみに、自分で分解洗浄して再度復元した後で、ちょうど近隣県に業者さんが来るということになって、うちにも来ていただき、問題ないか確認していただきました。結果、問題なし。ホッ。これで次回からは自分でやることにします。
農家になる前は、機械はほとんど触ったことがなく、自家用車のバッテリー交換さえディーラーにお願いしていましたが、今はタイヤ交換まで自分でやるようになりました。乗用草刈機などの農機も、できるだけ自分で修理します。自営業で時間があるいうのもありますが、作業で使いたい時に使えないと困るからです。農家にとって機械修理スキルは必須ではないですが、あった方がベターです。自分の場合は単に機械をいじるのが楽しくなってきた、というだけかもしれませんが…