露地オリーブの灌水・水やり
露地オリーブの灌水・水やりについて、3年すぎて考え方を変えました。鉢植えオリーブについてはこちら
オリーブは根腐れしやすく加湿を嫌うので、灌水はしないで、雨だのみと良いと思ってました。師匠も基本灌水をしないと言ってます。しかし、今年の冬枯れが少なく、花芽が多かったのは、冬に雨が多かったことではないかという仮説があり、自分が思っていたより灌水が必要なのではないか、と考え直しました。今年5月には30日近く雨が降らない日が続き、これはまずいと思い、灌水実施。もちろん毎日はいらないと思うのですが、2週間以上まとまった雨がない場合は灌水しようと思います。
実はうちの地域の畑には「畑かん」とも呼ばれる灌水パイプが埋設してあり、スプリンクラーで灌水ができるのですが、今まではあえて栓をして止めていました。(使わなくても土地改良区への支払は発生する。1㎡あたり12円) 水圧が強いので細い苗へに対するダメージ懸念もありましたが、水やりを優先してスプリンクラーを再設置。
スプリンクラーには別途ボールバルブを購入して、一時的に止められるようにしました。今後、雨が多いときや、オイル用果実の収穫前などは止める予定です。
散水範囲はおよそ半径8m。一定間隔で設置されているのでおおよその木をカバーすることができます。水圧は不明ですが、よそのスペックをみると0.2~0.4MPaくらいなのだろうか、垂直に出すと10mくら噴き上がるくらい強く、ちっと焦る。噴出口に小石が詰まると回転もしないため、定期メンテが必要です。散水時間は約1時間で、日時は土地改良区が決めているらしく、自分ではコントロールできません。夏場は毎日~1日おきくらいで、雨が多いときは止まっているようです。自分で散水量をコントロールできればベストですが、夏場にタンクとポンプで散水する苦労に比べればありがたい限り。今後は活用してみようと思います。