オリーブの寒さ対策
オリーブの寒さ対策テストで株元に敷わらをしてみました。
全体の3割ほど、南北の木に実施。全体でやらないのは、しなくても大丈夫だと思っているからです。理由は
・苗が山梨県昭和町の露地で育った苗なので、甲府盆地の冬を経験している。
・12-2月は最低気温がマイナス10℃になることもあるが、10時頃には零度を越して、10℃位までは上がって一日中零下ということはない。
からです。「オリーブ 栽培・利用加工 (育てて楽しむ)」には、「比較的低温にも強く、短期間であればマイナス10℃でも寒害が多少発生する程度ですが、マイナス5℃以下の日が長時間続くと枯れてしまうことがあります。」と記載されており、これを信じれば、短期間のマイナス10℃以下はセーフと思われます。とはいえ最初の畑なので、まずは実験として一部分で試してみました。寒害の発生と今後の成長率で結果を判定したいと思います。
最近、宮城県石巻でもオリーブが収穫できたというニュースを見ました。調べてみると石巻は沿岸部なので雪もすくなく、日照時間が多いです。1月の最低気温日平均が-2.6℃で、-2.4℃の甲府とあまり変わりませんが、最高気温日平均は、石巻4.5℃に対し、甲府8.8℃と高くなっています。石巻で何か寒さ対策しているか分かりませんが、ハウスというわけでもないでしょうし、南アルプス市でも大丈夫だと思いました。
今のところ南アルプス市での栽培に不安があるとすれば、寒さ並びに八ヶ岳おろしです。畑では、だいたい午前中は風がなく、午後になると北風がふいて夏は涼しくて良いのですが、冬は八ヶ岳おろしと言われる冷たい強風が吹き荒れ、最大瞬間風速20mと台風並みの風が吹くこともあるらしいです。冷たい強風はオリーブにはダメージ大きそうで、対策は支柱がぐらつかないようにするくらいしかないですが、はじめての冬を見守ります。
写真は八ヶ岳。寒波が日本海側で雪を降らしたあと、八ヶ岳をこえて来るのが八ヶ岳おろしで冷たく乾燥した風になるらしい。