2018-02-01

オリーブの病気 炭疽病

炭疽病(たんそびょう)、炭そ病とも。

画像引用 小豆オリーブ研究所

オリーブの病気の中でもっともメジャーなもので、実に、黒いカビが円形に発生して腐食し、食用として使用できなくなる病気です。いったん発生すると被害が拡大し、木全体、さらには圃場に広がることもあり収量に大きく影響します。明確な予防、対処法はないのですが、下記が良いと言われています。

・通気性をよくする。

剪定で風通しを良くし、水はけの悪い土地では排水対策をする。品種を選ぶ(後述)

・早めに収穫。

緑色のうちは発生しにくく、赤色から黒色に成熟する段階で増えてくるので、緑色段階で収穫してしまう。黒色に完熟すると炭疽病と同じ色になり、見分けることも難しい。

・取り除く。

病気の実、枝、葉を取り除き、圃場の外に持ち出す。

完全に防ぐことは難しく、どの圃場でも一定数は見られますし、発生したからといって実が全滅、とまではいかないので、あまり神経質になることはないです。

炭疽病に強い品種について

これまでもミッションは弱く、ルッカは弱い、と言われたり、書籍にも書かれてましたが、ブログ「オリーブオイルの全て」さんで、スペイン、コルドバ大学での研究結果が紹介されてましたので、まとめてみました。原文では300種以上挙げられているので、私が聞いたことのある品種だけにしてあります。

耐性 品種
とても強い エンペルトレ、フラントイオ※1、コロネイキ、ペンドリーノ
強い アルボサナ、レッチーノ、モライオーロ、ピクアル
中間 アルベキーナ、ミッション
弱い アスコラーナ、シプレッシーノ、マンザニロ※2、ネバディロブランコ、ヴェルダーレ(バーデル)
とても弱い アザパ、ピクード

※1ルッカは日本独自種のため記載がないが近縁種フラントイオと同等と考えてよいと思われる。※2マンザニロは複数派生種の記載があり、「強い」から「とても弱い」に分布している。


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