2025-04-24

ゾウムシの季節

【虫注意】

オリーブアナアキゾウムシが全く活動しない、冬のオーガニック・オリーブ農家は平和です。朝もゆっくり寝ていられます。しかし、今年も、戦いの季節が始まりました。一昨年の秋に最初のゾウムシが出現してから、発生記録をつけています。昨年の春は4/11に幼虫が出現(厳密には幼虫のフンを発見)したので、今年も4/10から警戒態勢に入ったところ4/15に発見。やはり幼虫です。この時期は最低気温が10度を超え始める時期で、それくらいが活動開始の目安の気がします。

しかし、本日4/24に至るまで、成虫は発見できず。幼虫がいるからには当然成虫もいるはずですが、発見できない。昨年も5月に至るまで成虫を発見できませんでした。

【仮説】

小豆島や静岡と違って、冬はマイナスまで下がるのが基本の山梨では、成虫の越冬が困難な可能性があるのではないか。秋季に産卵した成虫が、全てではないにしてもある程度減る。幼虫は木の皮の下にいるので越冬が容易。春になり最低気温が10度を超える頃に活動を開始して、フンが発見される。見逃したものが5月に成虫化する とか。

幼虫の数に対して、成虫発見が少なく、といって、被害が拡大するわけではないのは、なにかの里龍で成虫の数が抑制されていると思いました。そもそも絶対数が少なく、増殖しにくいのが山梨の特性かもしれません。

ちなみに、幼虫はプチッと容赦なく潰します。成虫は師匠にならって飼育しています。室内飼いでしたので冬眠せず活動してましたが、食事量や活動量は減っていたようです。また6匹中2匹が冬の間に死亡しました。寿命なのか、冬が嫌いなのか。


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