2025-03-17

農地の利用権設定廃止と便利ツール

 日々の畑仕事としてはオリーブの剪定をしています。他のオリーブ農家からすると遅い!と言われそうですが、今年はブドウの垣根も作ったしーと言い訳しつつ、真冬の寒い時期に裸にするのが心配で遅めにしています。とはいえ3月中には終わらせたい。

さて、普段あまり気にしないのですが、年度末ということで私が利用している「農地の利用権設定」がこの3月末で廃止になり、今後の賃借は農地バンクに移管されるそうです。詳しいことは地元の農業委員さんも知らないようですが、幸いなことに最初にお借りした農地の期限切れが来年2026年末なので、ちょっと様子見です。現在8年目に入り、次の10年を考えねばなりません。10年先などあまり考えたくないですが。。。

利用権設定については、詳しくわかりませんが、あまり知られていない農地に関するWEB上の便利ツールをご紹介します。

eMAFF農地ナビ 

地図上、もしくは住所・地番から農地を検索し、農地の大雑把な区画、現状の賃借状況がわかります。また誰の土地かはわかりませんが、同じ所有者もしくは利用者の畑を色分けできる便利機能あり

登記情報提供サービス

こちらは法務局でみられる登記条項、公図をPDFでダウンロードできるサービス。農地ナビで地番がわかれば所有者と土地の正確な地図(公図)がすぐ入手できます。欠点は正式な書類としては使用できないこと。

こちらは、上記の正式版というか、すぐにダウンロードできない代わりに、正式な書類として郵送されるシステムです。2つ一緒にすればいいじゃんと誰もが思ってると思います。

つまり、想定される利用法の一つとしては、

  1. この畑、放置されてるみたいだけどお借りしたいな
  2. 農地ナビで地図から地番を特定
  3. 登記情報提供サービスで所有者と地図を確認し、所有者にお願いに行く 
  4. 賃借が決まったら農地バンク提出用に登記・供託オンライン申請システムから取り寄せる

といったところでしょうか

地元の方なら、農地ナビなくても、どの畑が誰のものかなど自明のことですが、私のように移住者とか、これから探す方には便利なツールだと思います。時間の節約にもなりますし。

 


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