2021-04-11

オリーブの植付け2021 今の植え方

数えてみると、もう5回目の新規植付けとなりました。(新規ほ場に100本以上のオリーブを植えるという意味の新規植付け。補植などは適時やっています。)

農家の難しいところは1年1作でなかなかノウハウは溜まっていかないところですが、5回やると植付けについて、少しは学べたこともあります。

  1. 土手をつくる
    オリーブは加湿を嫌うということで、小豆島では株元を土手で盛り上げて植え付けているのをよく見ます。しかしここ南アルプスは水はけのいい果樹地帯。ゲリラ豪雨でくるぶしまで水が溜まっても、雨が止めば5分で水は引きます。そのため加湿対策は不要と考え、初回は植え穴を堀り、水平面に幹と根の境目がくるように植付けました。
     ところが、根本の草取りをしていると段々株元の土がなくなって低くなり、株元に雨水が集中するようになりました。これが原因で弱った木もあるように思います。
     そのため2回目は直径30cm高さ10cmほどの円形の土手をつくり、苗の底が地面に接地するくらいで植えました。すると今度は、土手が小さいためか株元の土が雨で流れ出し、根が露出することが多くなりました。これで乾燥と凍害に弱くなったように思います。
     以上を踏まえた今の方法は、直径80cm高さ15cmほどの土手を作り、軽く水鉢をつくって土の流出を防ぐようにしました。植付け位置はやはり苗の底が地面に接地するくらい。ただし地面はバックホーで1m✕1m✕深さ60cmほど掘り起こして根が伸びやすくしてあります。
  2. 予備苗を作る
    暖地では必要ないかもしれませんが、山梨では冬によっては木が枯れます。冬以外でも若木は原因不明で調子が悪くなり、枯れることもあります。そのため予備の苗を育てておいて、補植するようにします。最近は南北3m東西6m間隔で植えていましたが、東西間に1列増やして予備苗を植えます。この列は移植前提なのでバックホーでは掘り起こしをせず、スコップで軽く掘り起こしておきます。移植も品種によっては2年目でも大きくなって掘り起こすのが大変になので、不織布ポットに入れて植付けをしてみようと思います。
  3. 肥料をいれない
    昨年から全ての木の施肥は草木灰だけです。(開墾の切株を燃やした灰がもったいないため) 試験的に無肥料で植付けた列の木が丸3年たちましたが、施肥した列の木と比較して、明確な成長の差は出ていません。施肥と言っても有機栽培なので牛、鶏、馬糞堆肥と苦土石灰くらいですので、化成肥料だと差が出てくるのかもしれません。ただし、窒素が多すぎるとハマキムシも増えそうです。また、あるオリーブ農家の方には、無肥料で成長に差はでないが、収穫量に差がでると聞きました。収量が安定してきたら、差がでるのか比較試験をしてみたいと思います。

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