2026-08-31

南アルプス小公子2026 収穫と分析

今年も赤ワイン用ブドウ小公子の収穫をしました。8/13、14と完全にお盆の定例行事となりました。

今年は春先の温かさもあり萌芽くらいまでは10日程成長が早い印象ですが、6月からはこの3年ほどの異常な暑さがおさまり(といっても普通に暑いですが)、成長が収束した印象で、今年の糖度は25度とこの4年で一番低い数値となりました。

そして収穫量が400kg超え。一反に40本のブドウを植えた時の計画値を上回りましたので成園と言えます。2年前に18本植えているのでそちらはまだですが、そちらが成木になれば600kg近くが期待できます。

収穫を遅らせて糖度を上げる手もありましたが、あえて例年通りの収穫タイミングとしました。理由は今年の醸造テーマが「複雑性」で、糖度を上げすぎないほうが酸が残ったりして複雑性が出せるのではないかと思ったのです。同じ理由でいつも完全に除いていた未熟果(ショットベリー)をあえて残しました。かなり時間がかかるので一石二鳥!😁 (しかし下にある分析値で総酸はあまり上がらず。。。pHが下がったのは良かった)

黄色い丸がショットベリー

昨年は初めて2種類のワイン、「紅(くれない)」と「黒(くろ)」を仕込みましたが、今年もおなじ2種類でいきます。今年も有機JAS認証かつ、農薬・肥料不使用の自然栽培のブドウに何も加えない完全ナチュラルワイン🍷です。

 

小公子2026 果汁分析

  2022 2023 2024 2025 2026 単位

収量

82 84 283 332 422 kg

糖度(Brix)

23.7 26.0 27.5 27.0 25.1 度

総酸

7.53 6.03 7.91 8.29 7.31 g/L

pH

3.50 3.54 3.95 3.47 3.36  

YAN

211 204 281 295 323 mg/L

糖度と総酸は落ちましたが、pH は最低、YANは過去最高初の300超えですので良い収穫タイミングだったと思います。

そして醸造方法でも複雑性を増すために新しい試みをしています。一つは紅の発酵を初めて卵型タンクでやりました。卵型は発酵により内部で自然対流が起きて澱から適度に旨味を引き出せるそう。黒は発酵ピークの櫂入れを一日2回から3回に増やし、マセラシオンを過去の10日間程度から18日間と伸ばして果実から味を引き出すことを狙いました。

今のところ味見する限り複雑な味わいになっており上手くいってるようです。お楽しみに!

卵型タンク 可愛いですよね 顔書きたくなる ヨコシマエナガとか😁

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