2024-08-25
赤ワイン南アルプス小公子2024 収穫と分析
8月15日、昨年より3日早く赤ワイン用ブドウ小公子の収穫をしました。台風直撃予測のため計画より1日前倒しにもかかわらず、収穫応援ありがとうございました! 今年も農薬、肥料不使用の自然栽培です。
今年も暑い日が続いたためか、昨年より糖度の上がりが早く、昨年26.0度のところ、27.5度まであがりました。さすがに上がり過ぎでは。。。これ以上は糖度を上げたくはないので、この傾向が続くならはお盆前の収穫が定着するかもしれません。
今年も事前の樹上選果をしたのですが、防鳥ネットをしていても鳥が朝ご飯に食べるため、収穫時の摘粒も必要になります。それでも収穫時速20kgまで上げることができました。できれば30kgまで上げたい。
そしてワイン用の収穫量は・・・ じゃじゃじゃーん! 283kg!! 昨年の84kgから3倍以上となりました。主力の樹が4年目に入り収量が上がってきました。
ワイナリーに持ち込みました。翌日、仕込をしました。
小公子2024 果汁分析
2022 |
2023 | 2024 | 単位 | |
収量 |
82 | 84 | 283 | kg |
糖度(Brix) |
23.7 | 26.0 | 27.5 | 度 |
総酸 |
7.53 | 6.03 | 7.91 | g/L |
pH |
3.50 | 3.54 | 3.95 | |
YAN |
211.05 | 204.01 | 281.40 | mg/L |
全般的に数字はさらに良くなっています。pHが高くなったのが管理上少し心配。また今年も自然酵母なので、27.5度の糖分がちゃんとアルコール転換してくれるか心配で、毎日ワイナリーに通って温度管理などした結果、なんとか順調に発酵しています。今年もアルコール度数14度以上の濃厚な味になりそうですが、総酸があがっているので適度な酸味も残せるのではないでしょうか。楽しみでしかありません。
同じぶどうから作った有機干し葡萄、今年も販売中です。南アルプス小公子のおつまみに超最適なのですが、ワイン販売のころには完売してしまいそうですので、先に確保をお願いいたします。(画像リンクから販売ページへ)
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