2021-03-03

冬のオリーブ2021 強風で倒木

冬は農閑期で多くの農家が心穏やかにすごす時期。しかし山梨の新米オリーブ農家は冬は憂鬱です。仕事はあまりないですが、寒さや強風に水不足で、オリーブの調子が悪くなるのが目に見える。なのに対策は潅水くらいしかなく、あとは見ているだけ。憂鬱になるので畑に行きたくない。

昨晩は最大瞬間風速が20.4m/sを記録。ビュービューと風の切り裂く音が響いていたのでオリーブの倒木を覚悟しましたが案の定倒れました。

うちは竹の支柱を使用していますが、腐って根本からボッキリ折れました。ちょうど3日前にチェックしたけど気づけなかった(無念)。3m近く育った植付け3.5年生のルッカでしたが、支柱なしでは耐えられませんでした。オリーブの根の弱さときたら、この地域の果樹では間違いなく最弱です。真下に伸びた直根が完全に折れ、前方に伸びた太い根もほぼ全損していました。ので太い根は残っていない様子。一応引き起こして、枝葉を1/10まで落としました(根の負担を少なくするため)。細い根でも生き残ってくれていれば再生するかもしれません。

防腐剤塗布の杭や、金属パイプのガッチリした支柱を組めば耐えられると思いますが、そうすると草刈りや害虫発見の邪魔になりそう。また過保護にしないで丈夫な根を伸ばしてほしいので、当面竹の支柱でいきます。

うちで唯一支柱を外している植付け3年生のフラントイオ。昨晩の風では少し根本の土が動いた形跡がありましたが、しっかりと立っていました。これくらいまで育てば徐々に支柱もいらなくなるはずです。

オリーブは折れても心は折れない。

 

 


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