2018-12-28
オリーブの成長2018
本日は世間的には仕事納めですね。午後3時位には仕事をやめて、缶ビールと乾き物で軽く飲んで、5時位にはフラフラと飲みに出かける、そんな不思議な日ですかね。すっかりサラリーマン生活を忘れそうです。
うちの畑の仕事納めは全ての木の身長測定。毎年6月、12月末にやることにしています。オリーブの成長度は身長だけではなくて、幹の太さや、枝の量などもあるが、すべてを測定するのは煩雑なので、目安として株元地面から、一番高い枝の葉元までを身長として測定します。
今回の結果
7~12月の全体平均は約50cmの成長。よく成長したと思う。1号圃場では、年間通して1m近い成長で、7月以降の伸びが著しい。春は5月くらいから成長するのに対し、暖かい今年は11月末まで成長していたせいもある。
時期 | 1~6月 | 7~12月 |
伸び(cm) | 27.2 | 67.2 |
品種別では、見た目でルッカが一番だと思っていたが、ミッションが一番成長していた。これはデータを取ってみないと分からない勘違い。(7~12月)
品種 | 伸び(cm) |
ルッカ | 48.2 |
ミッション | 55.1 |
マンザニロ | 43.9 |
2号圃場では、191本のうち90本に、植付け時の堆肥を入れない実験をしてみた。はたして成長はどうなったのか? (7~12月)
堆肥 | あり | なし |
伸び(cm) | 53.5 | 52.7 |
あれ? あまり変わらず。見た目でも差はないが、実際そうだった。果たして堆肥は必要なのか? いまの木の大きさでは堆肥のある40cm地下層まで根がとどいていない可能性もある。しかし耕作放棄地など有機物が十分に供給されていた場合は、堆肥は不要なのではないかという仮説を持っているので、今後も継続的に確認したい。少なくとも植付け9ヶ月では差がないようだ、
2018年は、総合的には天候もよく、虫や病気の害もすくなく十分に成長できたといえます。まだ幹が細いですが、1号圃場は自立まであと一回りといったところ。来年は少し実も収穫してみようと思っています。

タグ: オリーブの世話
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